みなさんこんにちは。
Kateです。(Twitter:@kate_thx)
先日、吃音克服のためトレーニングに行ってきました。
今回は、病院選びについて・予約方法・トレーニング内容などを解説させていただきます。
吃音のトレーニングで北里大学に行ってきました。#吃音 #北里大学 pic.twitter.com/JA47MUsFXR
— Kate 吃音×ブログ×株式投資 (@kate_thx) February 12, 2021
目次
吃音外来に対応している病院
私は東京在住ですので、首都圏で吃音外来に対応している病院を探していました。
インターネットで探し、大きい病院が2件ヒットしました。
・国立障害者リハビリセンター病院
・北里大学病院
他にも、言語治療をしている個人経営の病院はいくつかヒットしました。
北里大学病院を選んだ理由
今回、北里大学病院を選択した理由はいくつかあります。
・初診外来予約が電話ではなく、メールでの受付に対応していること。
・自宅からそこまで遠くなかったこと。
・言語聴覚士の先生が複数人在籍していること。
・平日だけではあるが、対応している時間帯が長いこと。
アクセス
相模大野駅(小田急小田原線)から
・新宿駅(小田急線 急行)⇒相模大野駅 約40分
・羽田空港⇒相模大野駅 空港バスで約75分~105分(交通事情で変動あり)
・羽田空港(京浜急行線)⇒横浜駅(相鉄線 急行)⇒大和駅(小田急線)⇒相模大野駅 約80分
相模大野駅北口⇒北里大学病院・北里大学バス停 下車(神奈川中央交通バス)
乗り場 | 系統・行先 | 所要時間 |
1番 | 「大53」北里大学病院・北里大学行(終点) 「相25」相模大野駅南口(途中下車) |
約25分 |
2番 | 「大15」上溝行(1時間に1本程度) | 約25分 |
3番 | 「大59」北里大学病院・北里大学行 麻溝台経由 | 約35分(巡回経路) |
相模原駅(JR横浜線)から
・横浜駅(JR横浜線 快速)⇒相模原駅 約40分
相模原駅下車後、南口バスロータリーへ。2番乗り場より神奈川中央交通バス「相25」相模大野駅北口行に乗車し約25分。北里大学病院・北里大学で下車
※北里大学病院HPより参照
初診予約方法
多くの病院は、電話で予約を受け付けています。
吃音持ちの人にとって、電話はなるべく避けたい気持ちはわかります。私もできるだけ電話は避けています。
北里大学病院の吃音外来は、メールでの受付に対応しています。(⇒とてもありがたい!!!)
詳しくはこちらをクリック!
指定のメールアドレス宛に、氏名・年齢など、あなたの基本情報を明記し送信するだけ。
数日後に、外来可能な日時・時間帯を複数日程提示してくれます。可能な日時を送り返せば、予約完了です。
※もちろん、電話での予約も可能です。
初診受付方法
正面玄関を入って右手に、医事課総合カウンターがあります。
初診受付(窓口1番~3番)で、予約している旨を伝えてください。
(メールの画面を提示するでも可です)
外来診療申込書を渡されますので、記入をします。
記入し終えたら再度受付に渡し、診察券の発行と診察案内という、その日の診察番号が書かれた紙を受け取ります。
診察案内の紙を受け取ったら、吃音外来の場所まで移動します。
場所は、西館3Fになります。診察案内に場所の地図がありますので、迷う心配はありません。
西館3Fに到着したら、受付に診察案内を渡します。
近くに待合用のイスが設置されていますので、名前が呼ばれるまで待ちましょう!
トレーニング内容
トレーニングの前に、問診があります。先生もやさしい方なので、どもっても落ち着いて自分の症状についてなるべく具体的に伝えましょう。
問診
待合室で呼ばれたら、診察室に入ります。
昨今の新型コロナウイルス対策として、問診前に新型コロナウイルスに関する質問をいつくかされます。
その後、約15分くらいの問診が始まります。
内容は、
・自分自身の症状について
・これまでどんな場面で吃音の症状が発症したか
・苦手なワードなど、傾向について
・周りの吃音に対する理解度
・いつ吃音を自覚したか
など、細かく聞かれます。どもりまくってもいいので、包み隠さずしっかりと自分の言葉で伝えるようにしましょう。
言い回しが回りくどくなっても、先生がくみ取ってくれます。
もし、どもりが心配でちゃんと伝えることができるか心配な人はメモでもいいので、上記の項目に対することを書いて先生に提出することもオススメします。私もあらかじめメモを準備し先生に渡しました。
症状の確認
先生は問診の中であなたの傾向を診断します。
私の場合は、「ブロック」型の吃音と言われました。
トレーニングルームに移動
問診が終わると、再度待合室で待機になります。
次は、言語聴覚士の先生が呼んでくれ、トレーニングルームに移動します。
トレーニングルームでは、まず言語聴覚士の先生に向けての症状の説明をします。
質問が書かれた紙を渡され、記入します。記入した回答に沿って追加で質問されます。ここでもですが、どもりまくっても包み隠さず全てを伝えましょう!
その後、マークシート式の性格診断のようなものを渡されます。ここでも正直に回答しましょう。
そもそも吃音になってしまうメカニズム
吃音になる一般的な原因は、喉の声帯の緊張が関係しているようです。
口から音を出すことで、人間はしゃべることができます。
音を出すためには、喉の声帯を震わせます。声帯の筋肉を上手く使えず、無意識のうちに喉周辺が緊張状態であるため音としてうまくでることができないことがメカニズムのようです。
私の場合、吃音の症状がでると膝やふくらはぎに力が入ってしまいます。これも吃音の特長のようで、喉周辺以外でも体のどこかしらに力を入れてしまうクセがついてしまっているようです。
リラックスした状態をキープすることが重要なようです。
声に出して練習
先生に渡される文章をゆっくり読む練習をします。
そこで、苦手な言葉を見つけます。
自宅でのトレーニング方法
病院でのトレーニングには制限時間があります。
ですので、自宅でのトレーニング方法を伝授されます。
私の場合は、
・50音をゆっくりとした発声練習
・どもりそうになった場合、大きく深呼吸する
・喉周辺が緊張状態にならないよう意識し、大きく深呼吸
トレーニングから数日経ちましたが、上記方法で吃音が少し改善された気がします。
ですが、まだまだどもる場面はありますので、日々意識しながら練習するように取り組んでいます。
次回の予約
経過観察を報告するためにも、定期的な病院でのトレーニングは必要です。
2週間~1か月後に来院するよう言われました。
その場で次の予約も取れますので、是非予定を抑えちゃいましょう!
もちろん、後日電話・メールでの予約も可能です!
診察料金
今回の診察料金は8,810円でした。
=内訳=
・治療費:3,310円
・保険外料金:5,500円
私の場合、他の病院からの紹介状が無く診察を受けましたので、別途保険適用外の5,500円がかかっています。
紹介状があれば、治療費のみでの診察が可能です。
※5,500円は初回のみ
支払方法
トレーニングを終え、料金支払いのために受付に戻ります。
支払は自動精算機で行います。
支払時は、診察券が必要です。
現金・クレジットカード・キャッシュカード
の3種から支払方法を選択できます。
まとめ
この記事は、吃音で悩んでいる方に対して少しでも有益な情報になるよう実体験を踏まえて発信しています。
吃音外来を受け付けている病院は少ないです。地方はもっと少ないです。
また、吃音に関する発信もまだまだ少ないと感じています。
私も吃音で悩んでいる一人の人間です。完治できるかはわかりませんが、私が持っている情報は積極的に発信していきます。
今回は北里大学病院でトレーニングを受けましたが、克服できそうな気はしています。
自宅でのトレーニングをしっかりと行い、まずは無意識になってしまう体の緊張状態を意識し、常にリラックスした状態を意識するよう取り組んでいます。
ではまた!