みなさんこんにちは。
Kateです。(Twitter:@kate_thx)
吃音を抱えている人は、100人に4人と言われています。
私も小学生の頃からの、吃音の症状がありました。
当時は、「吃音」などの言葉も知らず、ただしゃべりづらい自分自身がもどかしい日々を送っていました。
社会人になり、自分自身が「吃音症」であることが判明し、吃音症を抱える人達のコミュニティーがないのか、探しに探していました。
私の地元でもある福岡県で、【FYS】という吃音者の集まりを見つけました。
今回は、そのFYS活動や参加した感想を書かせていただきます。
目次
「FYS」とは?
FYSとは
Fukuoka Young Stutterers
の略になります。
福岡県福岡市を中心に活動している、若い吃音者の集まりです。
1~2か月おきに、集会を開きおしゃべりをする場を設けています。
— FYS(Fukuoka Young Stutterers)エフワイエス (@FysYoung) May 20, 2021
FYSの発起人は、九州大学病院で吃音を専門にしている
菊池 良和医師です。
菊池 良和 医師
FYS発起人である菊池医師は、自身も吃音症を持っています。
(フロントランナー)九州大学病院の「吃音ドクター」・菊池良和さん 言葉に詰まってもいい社会にhttps://t.co/ZGvqradWW4
— 菊池 良和 (@kiku618) May 21, 2021
菊池先生は、Twitter・Facebookを運営されており、吃音について様々な角度からは積極的に発信されています。
菊池先生のTwitter
菊池先生のFacebook
言語聴覚士でもあり、吃音克服に向けてのトレーニングもされています。
ですが人気な先生でもあり、紹介状が必要です。
FYSの活動内容
これまで数回、FYSの活動に参加させていただきました。
基本的には、福岡市のどこかのレンタルスペースを借りて、菊池先生の話を聞き、自分自身の経験談や悩みを打ち明ける場になっています。
吃音者は、「しゃべるコト」に対して躊躇してしまい、なるべくしゃべらないよう工夫をするようになってしまいます。(←私も経験あります)
この集まりでは、いくらどもっていもいいので、自分自身の言葉で自分自身について語ることに重点を置いています。
最近では、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、ZOOMにて活動をしていました。基本的に内容は同じです。
参加人数は10人前後が多く、吃音で悩む人の話を聞くことができ、「吃音で悩んでいるのは私だけではないんだ」と感じることができる集まりになっています。
FYSに参加した感想
私はZOOMでの集まりに参加させていただきました。
初めに、「吃音症とはどのような症状なのか?」を菊池先生がパワーポイントを使って、丁寧に教えてくれます。
また、動画も用いてこれまで菊池先生が診察した吃音のひどい患者さんの動画を見せていただけるなど、様々な吃音の程度についても理解を深めることができます。
まだまだ、吃音について情報が少ない中、医師の立場から様々なアドバイスをしてくださるこの集まりは、自分自身が吃音とどのように向き合っていくべきか?を教えてくれる、いい機会になったと思います。
また、自分自身のことや悩みを打ち明けることにより、周りから共感を得られることも少なくなく、吃音で悩んでいるのは自分だけでは無いと実感させてくれます。
若い方が多く参加してはいますが、年齢に制限はないようです。
今回、初めて参加しましたがまた参加したいと思わせてくれるような内容になっていたと思います。
基本的にはレンタルスペースに集まっての集いですが、ZOOMでも定期的に行っているようですので、福岡県以外の方でも参加は可能だと思います。
(参加方法はFYSのTwitterに参加したい旨のDMを送付すると、案内があります)
まとめ
私が探していた「吃音者の集い」が見つかったので、活動内容や参加してみた感想を書かせていただきました。
中等度の吃音を持っている私ですが、少しはしゃべるコトへの抵抗が無くなると思います。
今後も、吃音について私なりに様々な角度から発信をしていきたいと思います。
吃音を抱えている人は、100人に4人と言われています。意外と多くの人が悩んでいます。
FYSのように各県で、「言友会」といった形でコミュニティーがあります。
みなさんも一度参加してみてはいかがでしょうか?同じ悩みを持った人と関わると、新たな発見があると思います。
ではまた!