みなさんこんにちは。
Kateです。(Twitter:@kate_thx)
先日、吃音トレーニングのため、北里大学病院へ行ってきました。
吃音治療行ってきました。#吃音 pic.twitter.com/5umWwX1mZu
— Kate 吃音×ブログ×株式投資 (@kate_thx) March 15, 2021
前回は初診で行き、今回は定期的な通院という形で行きました。
初診の内容はこちら⇓
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目次
チェック【吃音治療】北里大学病院に行ってきました|予約方法や実際のトレーニングの流れについて解説
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今回の記事では、トレーニング内容や私の進捗状況を発信させていただきます。
最後まで見ていただけると幸いです。
宿題の確認
前回の初診から約1か月経ちました。
この期間の宿題事項として、
・50音をゆっくりとした発声練習
・どもりそうになった場合、大きく深呼吸する
・喉周辺が緊張状態にならないよう意識し、大きく深呼吸
を毎日欠かさず練習しました。
言語聴覚士の先生と対面し、まずはこの練習成果をみせることから始まりました。
私の場合、どもりそうになった時に喉周周辺が緊張状態になること・呼吸が浅くなることが前回判明しました。
自宅でトレーニングしている時は、全くどもることもないのですが、いざ誰かと対面で発声する際は、言いづらい頭文字の時は呼吸が浅くなってしまうことは変わりないようです。
呼吸が浅くなってしまうことは克服が容易なようで、どもりそうになった時は、一回言うことを辞め、乱れた呼吸を深呼吸で整えることが重要なようです。
今回のトレーニングでは、呼吸を意識したトレーニングをすることで進めました。
呼吸の確認
病院でのトレーニング・自宅でのトレーニング時に、毎回呼吸こ確認をしています。
確認方法は、
きつくない程度に、ゆっくり息を吸う吐くを1分間繰り返し、何回呼吸をしたか?を測定します。
目安は2~3回のようですが、私の場合は5回半とだいぶ浅い呼吸です。
ゆっくりを意識しながら再度測定しても、4回でした。
やはり、体質なのかあがり症なのか呼吸は早いようです。
呼吸法の練習
私の場合は、とにかく呼吸法の改善が吃音改善への最も近道だと先生と共に考えています。
現在の状態として、呼吸が浅くなる・鼓動がどうしても早くなってしまう傾向があるようです。
感覚的な問題ですが、常に呼吸が乱れていないか?自分が思っている以上にゆっくりと呼吸することを意識しています。
ここでポイントなのが、ゆっくりと呼吸することです。
これまで私は、大きく精一杯深呼吸をすれば良い。と思っていました。
肩が上がるほど、他者から見ても「深呼吸してるな」とわかるほどに大きく深呼吸をしていました。
息を吸う際に、鼻の奥の粘膜で空気の乾燥具合やにおいを感じることができるぐらいゆーーっくりと深呼吸を1分間続け、心拍数が乱れないよう心がけます。
50音の発音練習
ゆっくりと息を吐きながら50音を1音ずつ発声していきます。
ここで大事なことは、勢いよく発音しないことです。
わかりやすく例えると、遠くから耳元に蚊が近づいてくるときの音のようなイメージです。
勢いよく発声してしまうと、喉に力が入り力みが生まれ、発声しずらくなってしまいます。
ゆっくりと吐く息に音を乗せるイメージで発声することがポイントです。
基本的な挨拶の練習
日常生活で使うことの多い、基本的な挨拶の発声練習を行いました。
- おはようございます
- こんにちは
- 行ってきます
- お世話になります
- ありがとうございます
- お先に失礼します
- おやすみなさい
今回は上記のワードを練習しました。
私の場合、上記のワードでは割とどもることが少なく、この練習はすぐに終えました。
音読での練習
吃音の方は、どうしてもしゃべることを諦めたり、話すことすら敬遠してることもあるかと思います。
私も、なるべくどもりが出ないように必要最低限しかしゃべらないことも多くありました。
「克服」を考えたときに、しゃべる練習は必須です。
初めは、対人との会話は難しと思いますので、音読での練習をオススメします。
この練習は、私も実際に通院でのトレーニング時と自宅トレーニング時に取り入れています。
1人の空間で、いくらどもってもいいので文章を声に出すことで苦手なワードが見えてきます。
同じ文章を10回音読し、次の文章へ行きます。
どもったタイミングや苦手なワードがあれば、都度メモを取ることをオススメします。
メモを取ることで、自分の弱点が可視化でき、どこを重点的に練習すれば良いかわかりやすくなります。
長文を読む際のテクニック
長文を読む際、句読点で区切りながら読むことが基本かと思います。
今回教わったテクニックは、「句読点があっても、1つの文章を音を切らさずに言い切る」ことです。
吃音をお持ちの方なら共感していただけると思いますが、1度言い始めたら勢いで言い切ることができると思います。
これを利用して、句点があっても音を繋げて区切らず言い切るこのテクニックはかなり使えると思います。
今回のトレーニングで判った私の弱点
今回のトレーニングで分かったのは、「な行・は行」が比較的不得意であることです。
この発見は非常に大きな意味をあらわしていると思っています。
また、言いだしの最初のワードをどもらずに言えると、あとは勢いで言い切れることもわかりました。
ですが、どもるタイミングなどはまだ波があり、自分でも掴みきれていません。
不得意な「な行・は行」の攻略方法を今後のトレーニングで模索していきます。
今後の自宅練習内容
今回のトレーニングの内容を繰り返し自宅でもトレーニングするよう先生から指示が出ました。
基本的には毎日行うのですが、気持ちが乗らないときや、どもりが激しすぎて練習にならないときは無理にしなくてもいいようです。
前途のように、私は「な行・は行」が不得意であることが少しずつ分かってきました。
「克服」の定義はまだ定まっていませんが、多少のどもりがあっても日常生活に支障が出ない程度まで回復することを目標にしています。
今後も、自宅トレーニングを継続します。
まとめ
今回は、2回目の病院でのトレーニングについて書かせていただきました。
トレーニングでは、やはり発声での練習がメインです。
練習の場なので、いくらでもどもることは許されるのでどもるときは思いっきりどもっていました!!
また、今回先生自身のお話を聞く機会もありました。
私を担当してくださっている言語聴覚士の先生は、吃音持ちです。
今ではそこまで酷くないようですが、学生時代はどもりまくっていたそうです。
先生も反復での練習で、どもらない方法を見つけたそうです。
ですが、今でもどもったり言いにくいワードもあるそうで、吃音と共存していく道を模索しているとのこと。
やはり練習ですね。
みなさんも無理なく練習をしていきましょう。
私も「克服」に向けて練習を続けます。
ではまた!