みなさんこんにちは。Kateです。(Twitter@kate110042946)
最近は電気や水素を燃料に動く自動車が市場に出てきていますが、
多くの自動車は「ガソリン」を燃料に動きますよね。
近年、大雨や地震などの自然災害が多い日本ですが、台風など事前に被害が及ぶ可能性がある際、みなさん過去の経験から、車だけはいつでも動かせるように、ガソリンスタンドへ駆け込む方も多いのではないでしょうか?
最近台風の情報を聞きつけてガソリンスタンドへ駆け込んだ際の体験談を、記事にさせていただきます。
目次
レギュラー売り切れ。。。
私の住んでいる地域には翌日の日中に台風がほぼ直撃する情報がありました。
ですので、前日の昼過ぎに1台目の車にガソリンを給油しにガソリンスタンドへ向かいました。
この車はハイオク車で、いつものように給油しました。
日付が変わる前に2台目の車に給油しに同じガソリンスタンドへ向かいました。
この車はレギュラー車ですので給油しようとしたのですが、レギュラーの完売がモニターに表示されていました。
店員さんにも「本当にレギュラーガソリンが売り切れたのか?」を確認しましたが、やはり無いとの回答でした。
代わりにハイオクガソリンがレギュラーガソリンと同額で給油できるとのことでしたが、
「レギュラー車にハイオクガソリンを給油できないのでは?」と思い、諦めて帰ろうとしていました。
ですが、わざわざ店員さんがハイオクガソリンを紹介したことを疑問に思い、ガソリンの種類について急いで調べてみました。
すると驚くことに、レギュラー車にハイオクガソリンは給油しても問題ないことを始めて知りました!
店員さんにも確認し、基本的には問題ない!とおっしゃっていましたので、給油をしました。
ガソリン種類の違い
ガソリン採取方法
車の燃料として使用されるレギュラー・ハイオク・軽油などの燃料は「原油」から蒸留して作られます。
原油は加熱炉で約350度に加熱され、沸点によってガソリンの種類が分けられます。
沸点30℃~180℃:ガソリン、ナフサ
沸点170℃~250℃:灯油、ジェット燃料
沸点240℃~350℃:軽油
沸点350℃以上:重油、アスファルト
ガソリンにはハイオクとレギュラーの2種類がありますが、その区別はオクタン価によって決まります。
オクタン価とは、異常燃焼の起こしにくさを示す値です。オクタン価が高ければ高いほどガソリンは異常燃焼を起こしにくくなります。
純粋なガソリンは自然発火しやすく、自動車の燃料に使用するとノッキング現象という異常燃焼を起こし、自動車のエンジンに不自然な動きや振動を起こしてしまうそうです。
こうした現象を起こさないために、ガソリンには添加物が加えられ、異常燃焼を起こさないように工夫されています。
オクタン価比較
ハイオク:オクタン価96%以上
レギュラー:オクタン価89%以上
※日本工業規格(JIS)
ハイオクガソリンのメリット
車のエンジンは、エンジンと空気の混合気を圧縮してプラグで点火して爆発させることで動き出す仕組みになっています。
スポーツカーや高排気量車などは混合気の圧縮率が高く、シリンダー内の温度も圧縮比に比例して上昇するため、ノッキング現象が起こりやすくなります。
しかし、発火しにくいハイオクガソリンを燃料として使用することで、上記のノッキング現象が起こりにくくなり、ハイスピードで力強い走行が可能になります。
レギュラー車にハイオクガソリンもOK!?
レギュラー車にハイオクガソリンを給油しても、何も変わることは無いそうです。
単に差額分のコストがかかるだけということですね。
ハイオク車にレギュラーガソリン
ハイオク車にレギュラーガソリンを給油すると、リスクがあるようです。
レギュラーガソリンはハイオクガソリンに比べ、オクタン価が低い為ノッキング現象が起こりやすくなり、エンジントラブルを起こしやすくなります。
まとめ
レギュラー車にハイオクガソリンはOK。
ハイオク車にレギュラーガソリンはNG。
基本的には、車に適したガソリンを正しく給油することがエンジン故障に繋がりづらいとのことですね。
ちなみに、ヨーロッパではオクタン価95%以上のガソリンしか販売されていないそうです。
並行輸入の欧州車をお持ちの方は、迷わずハイオクガソリンを選びましょう!